『氷菓〈古典部シリーズ〉』

 

高校時代が懐かしく感じられますね。

皆さんにとって高校生はいつ頃のことでしょうか。

 

部活動をしていましたか?

どんな部活がありましたか?

 

この本編では「古典部」の活動がストーリーの中心となります。

 

「やらなくてもいいことならやらない、やらなければいけないことは手短に」

と、何事にも積極的に関わろうとしない、省エネ主義の折木奉太郎

 

そんな主人公の折木は姉の薦めもあって古典部に入部、その中でいろんな不思議に巻き込まれます。

普通に生活をしていればなんてことないこと、特に気にもしないこと。

そんなことが気になって仕方がないという、千反田えるという同級生に出会います。

 

わたし、気になります」(千反田える

 

この一言から物語が始まる、といってもいいでしょう。

好奇心旺盛は千反田に対して、少々無愛想に回答をする折木。

この二人を主として展開されていくお話に読む手が止まりません。

舞台が学校ということもあり、その時の光景が想像しやすく、かなり読みやすいミステリ小説となってます。

 

そして読み終えた時には、タイトルの意味に震えてほしいですね。

  

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

 

 

この本はアニメ化もされており、実写化、漫画にもなっています。

またこの『氷菓』はシリーズ作品となっており、続編もあります。

氷菓を読んでおもしろいと思った方はぜひ!続きも見てみて下さい。

  

氷菓 (1) (カドカワコミックスAエース)

氷菓 (1) (カドカワコミックスAエース)

 

  

氷菓

氷菓

 

  

最後に少し・・・

普段特に気にもせず通り過ぎている場所、一度足を止めて観察してみるとおもしろい発見があるかもしれません。登場した彼らのように、身近な不思議を探してみてはいかがでしょうか。

(ときお)